パワーモジュールに使用される金属材料の熱伸縮による劣化を改善

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概要

高電圧化する電気自動車には多くのパワーモジュールが使用されています。
放熱などの熱対策も重要ですが、熱伸縮による部品の劣化対策も重要です。

課題

・熱伸縮による部品の劣化

解決提案

銅/インヴァー/銅クラッド(CIC)材を使用することで、熱伸縮による劣化を改善しました。

金属合金中で熱膨張係数が1.2ppm/℃と一番低いのがインヴァ―(36Ni-Fe)材です。

リード線にCIC材を使用することで、熱による伸縮を抑えることが可能で、劣化による断線を防ぎ、製品寿命を長くすることが可能です。

パワーモジュール基板も熱により伸縮し、実装部品とのはんだ層のクラックの原因となります。 基板下のヒートスプレッダーにCIC材を使用することで基板の熱伸縮を抑え、製品寿命を延ばすことが可能です。銅層の熱拡散性はアルミフィン全体からの放熱にも有効です。

効果

・熱伸縮による劣化の軽減