アルミ「A4000シリーズ」

4000系アルミ合金とは

4000系アルミ合金は、シリコン(Si)を主添加元素とすることで溶融温度が低く、流動性に優れた特性を持つ合金群です。この性質により、母材を過度に溶かさずに接合できるため、溶接用溶加材やろう付け用材料として非常に適しています。特に4043・4045・4047は、濡れ性が良く割れにくいため、アルミ接合の標準的な材料として広く使われています。

対応可能な形状・サイズ

コイル、スリットコイル、板、棒、線
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4000系アルミ合金の主な特徴

主添加元素はシリコン(Si)
4000系はSi を添加したアルミ合金で、Si 量に応じて溶融温度や流動性 が大きく変わります。


溶融温度が低い
シリコンを加えることで溶けやすくなるため、ろう付け・溶接用の溶加材として非常に使いやすい特性を持ちます。


流動性が高い
溶けたときによく流れる(濡れ性が良い)ため、隙間に入り込みやすく、接合品質が安定します。

熱膨張が小さい
シリコンの効果で熱膨張係数が低く、寸法安定性が良いため、ピストンなどの精密部品に も利用されます。

溶接割れに強い
4000系は溶接割れが起きにくいため、4043 や 4047 は溶接用ワイヤとして定番です。

 非熱処理合金(強度は中程度)
熱処理で強化できないため、強度は2000系・7000系ほど高くないのが 特徴です。そのため、構造材よりも接合材として使われることが多いです。

主な用途は「接合」と「耐摩耗」
・アルミろう材(4045、4047 など)
・溶接用溶加材(4043)
・ピストン材(4032)
・熱交換器用クラッド材

活用事例

4000系アルミ合金の代表的な用途は、溶接用の溶加材やろう付け用のろう材で、4043・4045・4047といった合金はアルミ同士の接合において標準的な材料として定着しています。これらは濡れ性が良く、溶接割れが起きにくいため、熱交換器、配管、車体部品など多様なアルミ構造物の製造に欠かせません。

アルミろう材「A4000シリーズ」
活用事例

アルミろう材「A4000シリーズ」
活用事例

また、シリコン量の多い4032のような合金は、熱膨張が小さく耐摩耗性に優れるという特性を活かし、自動車エンジンのピストンやコンプレッサー部品など、精密さと耐久性が求められる部品に使用されています。さらに、熱交換器用のクラッド材としても重要で、母材に4000系のろう材層を貼り合わせた材料は、真空ろう付けやフラックスろう付けにおいて高い接合品質を実現します。

このように、4000系アルミ合金は「接合」「耐摩耗」「寸法安定性」といった特性を必要とする場面で特に力を発揮し、アルミ加工の現場で欠かせない材料群となっています。

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