よくある質問

どんな材料を扱っていますか?

回答

クラッド材、サーモスタットバイメタル材、電子ビーム溶接材、ニッケル系合金材等を取り扱っております。

●クラッド材: 金属と金属を直接接合した材料で、2層又は3層材が多いです。例えば、アルミと銅、アルミとステンレス鋼、アルミと軟鋼、銅とステンレス鋼、銅と軟鋼、チタンとアルミ、ニッケルとステンレス鋼等素材の組み合わせは多岐にわたります。基本的に、展性をもつ材料はクラッド可能と言えますが、個別の要求仕様等を理解した上で対応いたします。

●サーモスタットバイメタル材: クラッドの接合技術を用いて、膨張係数の小さい材料と膨張係数の大きい材料を接合した材料で、材料が加熱されると湾曲し、もとの温度へ戻ると形状も元に戻ります。このことを利用して、電気回路のオン、オフ等に使われる材料です。

●電子ビーム溶接材: クラッド材が基本的に材料の面と面を接合する面接合であるのに対して、電子ビーム溶接は材料の端面(スリットエッジ面、又は側面)と端面の溶接です。シャント抵抗器(電気流量を測定する基準抵抗器)、銅/マンガニン/銅等の製造等に使用されています。基本的には、融点が大きく異ならない材料であれば製造可能です。銅とアルミは不可。個別の要求仕様等を理解したうえで対応いたします。

●ニッケル系合金材:ニッケルと銅の合金によるヒーター材、ニッケルと鉄の合金による封し材、その他特殊合金に対応いたします。コイル(板)材及びワイヤー材での製造が可能です。