よくある質問

  • HOME
  • よくある質問
  • クラッドメタル(クラッド材)がどこまでの厚みや層が可能なのか教えて下さい。

クラッドメタル(クラッド材)がどこまでの厚みや層が可能なのか教えて下さい。

回答

【お客様の質問】

現在、クラッドメタルは飛行機や鉄道などの大きなものから電池や調理用の鍋に至るまで利用されていると聞きました。

加工にあたり、どこまでの薄さ・厚さが可能なのでしょうか?また何種類の異種金属の接合が可能でしょうか?

異なる金属を接合する際、どのように金属を選ぶのか、どんな金属同士でも加工は可能なのか教えて下さい。

【当社の回答】

クラッドメタル(クラッド材)は金属と金属(通常は異種金属)を接合した異種金属接合材料で、圧延により材料同士を原子間接合する技術です。

当社が扱っているクラッドメタル(クラッド材)は0.6mm~20mmまでの厚みの加工実績があります。それより薄いもの、厚いものの要望があれば試作製造の依頼も対応が可能です。クラッド設計は2層または、3層のものが多いのですが、5層も対応可能です。例えばチタンとアルミ、ニッケルとステンレス鋼などの組合せは多岐に渡ります。

圧延により伸びる性質をもった材料ならクラッドが可能です。通常、お客様の要望や仕様などを理解した上で適切なクラッドメタル(クラッド材)が作られます。

例えば、銅で難鋼を挟む3層構造のクラッドの場合、コア材に難鋼を使用するため、鋼材よりコストダウンが可能となります。高い強度を有しているため、鋼材より厚みを薄くすることも可能になります。このように、それぞれの特徴を活かして、デメリットをメリットに変えることがクラッドメタル(クラッド材)の最大の特徴です。

当社では常時200種類位の在庫サンプルを供給できるよう、保有しています。お客様がご要望される材料がない場合は、試作製造にも対応いたします。

当社であれば多くの材料開発と用途開発を行ってきた実績がございます。クラッドメタル(クラッド材)でお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、当社にご相談ください。