シャント抵抗器

電流検出抵抗(シャント抵抗器)

電流検出抵抗器(シャント抵抗器)とは、回路の電流を検出するための抵抗器のことをさします。シャント(Shunt)は「脇へそらす」「回避する」という意味があり、電気回路では「分流する」という意味を持ちます。
従来、「分流器」として電流検出する範囲を拡大するために電流計と並列に接続する抵抗器のことを指していましたが、現在では回路電流を検出したり電源の電圧安定化を目的とした抵抗器のことも「電流検出抵抗器(シャント抵抗器)」といわれるようになりました。

特長

  • 電子ビーム溶接材から製造
  • 熱起電力が小さい
  • 抵抗温度係数が小さい
  • 安定した定格電力
  • 低い消費電力
  • 長期にわたり特性が安定
  • 高い硫化水素ガスへの耐性

電子ビーム溶接は、各種溶接方法の中で、溶接対象の金属材料への熱の影響を最も小さくできる溶接方法です。溶接ビード幅も小さくする事が可能で、大電流アプリケーションで求められる低抵抗で精密な金属版抵抗器の製造に最適な溶接方法です。

バイメタル・ジャパンでは、幅広いアプリケーションで電流検出にに使用される高精度シャント抵抗器を各種取り揃えています。標準品にない場合、カスタム品の設計製造から、抵抗器の母材となる電子ビーム溶接材料の提供も可能です。

詳細なお問い合わせは、下記お問い合わせフォームまたはお電話にてお問い合わせください。

使用事例

  • 無停電電源装置/インバーター
  • 電力変換装置、デジタル・マルチメーター
  • バッテリーマネジメントシステム(BMS)
  • 太陽光蓄電コントローラ、パワーモジュール
  • 電力メーター、スマートメーター
  • 通信向けDC電力メーター
  • AC/DC、DC/DC変換器
  • 電動パワーステアリング、ECU

よく使用される業種

  • 産業用機械
  • 機械要素・部品
  • 民生用電気機器
  • 産業用電気機器
  • 電子部品・半導体
  • 自動車・輸送機器
  • エネルギー
  • 製造・加工受託
  • EV(電気自動車)

以下の仕様のシャント抵抗器(SMD)の製造、カスタマイズ品、任意の仕様の抵抗器、および抵抗材の受託開発が可能です。

シャント抵抗器SBシリーズ

当社は、SHIVALIK BIMETAL CONTROLSLED.のシャント抵抗器を扱う、国内唯一の販売代理店です。
当社の販売するSBシリーズは、電子ビーム溶接を用いて銅と抵抗合金を接合しており、「低抵抗」「高精度」「低抵抗温度係数」「長期安定性」といった特徴を有しており、EV用のバッテリーマネジメントシステムや車載・産業ロボットをはじめとしたモータ制御への活用が進んでおります。

世界9か国に営業拠点を構え、54か国を越える国への納入実績を誇るなど、シャント抵抗器メーカーとして世界的に周知されているSHIVAL IK BIMETAL CONTROLS LTD.について、ご紹介させていただきます。

SHIVALIK BIMETAL CONTROLS LTD.のご紹介

会社概要

  • バイメタル、シャント抵抗器など接合材メーカー
  • 1984年設立、1986年創業
  • 製造拠点、Solan,インド

World Wideな事業展開

世界54か国、企業への納入実績

売上構成比インド国内35%:インド国外65%

納入企業 一例

車載、家電、国防機器まで幅広いメーカー・機器への搭載実績

アプリケーション一例

・バッテリーマネジメントシステム
・スマートメータ用電流検出
・産業用ロボット用モータ制御
・家電用モータ制御
・EV用各種電流制御

取得規格

・IATF16949
(自動車産業向け品質マネジメントシステムの国際規格)
・ISO 45001、ISO 18001、ISO 9001認定企業
・VDA6.3監査システムに準拠(ドイツ自動車工業会)

SHIVALIK BIMETAL CONTROLSの強み
“お客様のニーズへの対応力”

電子ビーム溶接・金型製造設備を活かした一貫した対応力

  • 電子ビーム溶接機6ライン(電子ビーム銃:10丁)
  • 高精度のプレス加工が可能な最先端のNCマシンを導入
  • 金型製造部門を持つことで、コストとリードタイムの削減が可能
  • 異種金属接合から部品加工まで社内でQCDに優れた対応が可能

電子ビーム溶接機

金型製作機器・試作品製作機器

高い品質を担保する豊富な試験環境

・AEC-Q200試験装置
・湾曲係数測定機
・抵抗値測定機
・硬度テスター
・赤外線温度測定機
・金属塑性顕微鏡
・ミツトヨ画像診断システム
・X線蛍光分析器

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