バイメタル材

バイメタルとは

バイメタルとはサーモスタットメタルの略称で、2つまたは3つの異種金属が圧延接合されたものをバイメタルと呼んでいます。
バイメタルはクラッドメタルの技術を用いて、熱膨張係数の大きい金属と小さい金属を圧延接合することにより、温度変化により、一定の曲率で変形するものです。

製造工程

バイメタル材の製造には、多種類の金属や合金が使われます。
一般的なバイメタル材の製造フローは以下の通りとなっています。
バイメタル材は、非常に小さい公差を保持できる精密な圧延機で、一定の板厚に圧延されます。
洗浄や拡散焼鈍の工程は最終品質に重要な工程です。
仕上げの工程では高膨張側か低膨張側を識別できるマーキングを実施し、一定の幅寸法にスリットされ、平らに矯正されます。最後に寸法、平坦性、電気抵抗率、わん曲係数等が検査され、梱包のうえ出荷されます。

バイメタルの特徴

バイメタルは

  • 変形率(湾曲係数)
  • 固有抵抗値
  • 高温用に適したもの
  • 低温用に適したもの
  • 高感度のもの

等々により60種類前後のタイプがあります。
(以下、バイメタル特性値表をご参照ください)

使用例

  • こたつ
  • ヒーター
  • アイロン
  • ドライヤー
  • 電気ポット
  • 炊飯器

カタログダウンロード

バイメタル材に関するカタログのダウンロードが可能です。
ご興味のあるお客様はお気軽にダウンロードください。

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